杉戸洋

作家情報

国籍
日本   
生年月日
1970 
享年
 
性別
男 
概要
愛知県名古屋市に生まれた杉戸洋は、3歳から14歳までの少年時代をニューヨークで過ごしました。愛知県立芸術大学日本画科在学中(愛知県立芸術大名誉教授の画家・櫃田伸也の元生徒だった)から個展を開催しており、現在までに数多くの個展やグループ展を国内外で開催しています。現代アーティストの奈良美智や、建築家の青木淳とも交流を持つ杉戸洋ですが、奈良美智とはコラボレーション作品も発表しており注目を集めています。また、現在ドイツで活躍中のウクレレユニット「ココナミ」のジャケットワークなども手がけており、そのCDアルバム「Mina/coconami」は、ラムフロムでもロングセラー商品となっております。
引用元:https://www.lammfromm.jp/?p=9882
 
来歴
1970 年名古屋市生まれ。父親の仕事の関係で、4歳から14 歳までの約10 年間をニューヨークで過ごす。帰国後、美術大学への進学をめざし、通っていた予備校で、アルバイトの講師をつとめていた奈良美智と出会う。
入学した愛知県立芸術大学では、近代日本画の線や色彩の美しさにひかれて、日本画を専攻する。91 年に名古屋市で初個展を開催。92年愛知県立芸術大学日本画科卒業。
美術家としての積極的な活動の展開は、90 年代後半に入ってから。小山登美夫ギャラリー(96年~)、ケンジ・タキギャラリー(99年~)などでコンスタントに発表を続け、アメリカやヨーロッパのギャラリーでも個展を重ねている。
98年VOCA 展奨励賞受賞。「既成の表現様式とはまったく無関係に、自己の感性を素朴なかたちで表現し」、「自己固有のイメージ世界をもっている」点が評価された。その翌年、時代と結びついたテーマで同時代のアーティストを紹介し、毎回話題をよぶ東京都現代美術館の「MOT アニュアル」シリーズの第1回、「ひそやかなラディカリズム」展(1999)に出品した。
アクリル絵具や顔料で塗られた淡く繊細な色彩が満たす広大な背景に、身の周りの具体的な物から想を得た極小のモチーフを描き込み、特異なパースペクティブを構築する杉戸の絵画。現実の延長の中に異空間を描き出すことで、絵の新たなありようを提示してきた。近年では、ヴァンジ彫刻庭園美術館(2006)、テキサスのフォートワース美術館で(2006)個展を開催。「第8 回イスタンブールビエンナーレ」(2003)、「第7 回光州ビエンナーレ」(2008)などの国際展に日本を代表するアーティストとして選ばれるとともに、原美術館「ウィンター・ガーデン:日本現代美術におけるマイクロポップ的想像力の展開」(2009)、国立国際美術館「絵画の庭」(2010)など、現代絵画の動向を分析する重要な展覧会に出品作家として名を連ねている。
また、奈良美智との親交から弘前市吉井酒造煉瓦倉庫での「A to Z」展(2006)に参加。二年後には「シャギャーン」というユニット名で、奈良美智との実験的な共同制作による展覧会を開催している(ミサコ& ローゼンギャラリー、2008)。
作品は、東京都現代美術館、愛知県美術館、国立国際美術館などの国内の公立美術館や、サンフランシスコ近代美術館、エッセンのオルブリヒト・コレクションなど、海外の有数の現代美術のコレクションに収められている。
引用元:http://www.aomori-museum.jp/ja/exhibition/39/
 
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